国際結婚をして配偶者ビザの申請を行う際、主に費用面の理由から、夫婦だけの力で手続きに臨むか行政書士に依頼するか迷うケースは少なくありません。ここでは、行政書士という許可申請の専門家に依頼すべき理由について説明していきます。

 

行政書士を選ぶ際の3つのポイント

国際結婚にまつわる配偶者ビザの申請に際して、どのような点に注意して依頼する行政書士を選べばいいのでしょうか。ここでは、行政書士を選ぶ際に重視したい3つのポイントについて説明していきます。

 

国際結婚の手続きに関するアドバイスをしてくれる

配偶者ビザの申請を行うためには、まずは正しく国際結婚の手続きを済ませることが前提となります。相手の国や宗教、婚姻歴などによって手続き内容は変わってきますので、提出すべき書類や手続きの流れなどについて自らよく調べておくことが大事です。しかし、手続きの内容が非常に複雑であったり用意すべき書類が多岐に渡ったりするケースが散見されるのも事実です。このため、全体的なスケジュール感や必要になる可能性のある書類について助言してくれる行政書士を選ぶといいでしょう

 

在留資格の手続きについて助言とサポートをしてくれる

国際結婚の手続きを無事に終えたら、次は日本国内での在留許可申請手続きが待っています。「日本人の配偶者等」という資格でビザを取得するためには、多くの必要書類を提出することはもちろん、今回の国際結婚が偽装結婚ではないことが入管に伝わるよう、いくつかの補足書類を要することも非常に有効なのです。このような、手続き上のアドバイスや書類作成のサポートなどを行うことができる行政書士を選ぶことをおすすめします。

 

ある程度明確な見積もりを提示してくれる

申請が難航して追加書類の作成・提出が必要になるなど、手続きがどのように展開するかは、実際に申請してみないとわからないのも事実です。場合によっては、行政書士に任せる業務の追加が必要になることもあるでしょう。このため、ある程度明確な見積もりを提示してくれるだけではなく、状況によりどのような追加料金が発生するかわかりやすく教えてくれる行政書士を選ぶことが大切です。

 

事情を持つ夫婦は行政書士への相談がおすすめ

ビザ申請の手続きで重要なのは、入国管理局が申請内容に納得し認可が相当であると判断してくれるかどうかという点にあります。逆にいえば、入国管理局が疑問に感じるような事情をお持ちの場合は、専門家である行政書士に依頼して具体的な対策をとることが大切になってくるでしょう。例えば、以下に挙げるような事情がある場合は積極的に行政書士に相談すべきだといえます。


夫婦の収入が少ない

配偶者ビザの申請では、外国人配偶者の身元保証人でもある日本人の経済力も審査されます。外国人配偶者が日本国内で働かなかったとしても、十分暮らしていけるような資力があることを証明しなければなりません。仮に日本人側の資力に不安がある場合でも、日本国内の親族による応援など代替策となるような提案を行うこともできるので、お気軽にご相談ください。

 

年の差夫婦である

年の差が開いている夫婦の場合、入国管理局は偽装結婚の可能性を疑うことがあります。したがって申請者としては、婚姻が正当かつ真剣なものであることを証明しなければなりません。夫妻の交際期間や交際履歴がわかるものなど、提示した方が手続きのスムーズ化に繋がる要素がいくつかありますので、こちらについても行政書士に相談し、具体的な材料を確認していくことが大切になってきます。

 

申請についてどこから手を付ければいいかわからない

国際結婚によるビザ申請手続きは、一生のうちに何度もあるものではありませんから、どこから手を付ければいいかわからない人は決して少なくありません。現時点で夫婦が抱えている不安や心配事、手続きの概要や流れなどについて、当事務所でもご相談をお受けしていますのでぜひご利用ください。

 

まとめ

国際結婚による外国人配偶者のビザ申請に関しては、入国管理局がどう判断するかが非常に重要になってきます。このため、提出書類に不備がないことはもちろん、スケジュールにしたがってスムーズに手続きを進められる下準備が求められますし、必要に応じて補足書類を用意することも大切になってきます。書類は説得力を伴っていることが前提になるので、ぜひ積極的に行政書士への相談や依頼をご検討されることをおすすめします

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